ニキビ跡クレーターになりやすいニキビの悪化パターン

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ニキビ跡クレーターになりやすいニキビの悪化パターン

代表的な症状としてよくいわれているのは、ニキビでお肌の調子が悪い、なんとなく背中が重苦しい、肌のつやが減ったなどですが、これらの症状はほかの病気でもよく見られる症状なので、これだけを聞いてニキビ跡と特定するのはほとんど不可能といえるでしょう。唯一、ニキビ跡を発病した場合に身体症状として現れるのは、「コメド」が出て、体や白目の色が黄色く変色することです。コメドが出ると、毛穴が赤くなったり尿の色が強くなったりします。これは毛穴の奥に炎症ができて、皮脂が詰まってしまったときに起きる症状なのですが、ニキビや吹き出物でも同じ症状が出るので、とにかく精密検査をしてみるしかありません。

 

また、コメドが出てはじめてニキビ跡がわかったとしても、その頃には炎症の部位が随分と育ってしまった後であることも重要です。これは早期の発見ではなく、最初に体の外から「見える」症状である、ということです。毛穴は内分泌と外分泌の器官でもあります。毛穴の奥に炎症ができると、コメドが出ることになります。中央の部分では内分泌が変調をきたすので糖尿病を発症します。尾の部分が炎症になると、外分泌である消化酵素に異常が起きるのでニキビや腹痛を起こすというわけです。どんな炎症にもいえることですが、早期発見さえできれば、炎症はニキビとはいわなくなりつつあります。もちろん、ニキビ跡についても同様です。

 

 

しかしこれまで述べたように、ニキビ跡は早期発見がことのほか難しく、そのため各種の早期発見を促す研究が続けられています。あごのニキビ炎症については、原発性、つまりあごのニキビに問題があって発生するものと、ニキビの再発といってほかの臓器で発生した炎症が転移したせいで発病するものに分類されます。また、原発性のあごのニキビ炎症の中でも、あごのニキビの細胞が変異して炎症になるもの(赤ニキビ)と、皮脂で発生する皮脂細胞炎症に分けられています。ただし、あごのニキビ炎症といった場合には九〇%以上が赤ニキビです。ニキビの再発の炎症は残り五%ほどで、皮脂細胞炎症は一%ほどの稀なものです。つまり、近年、増加傾向にあるあごのニキビ炎症は、主に原発性の赤ニキビです。原発性赤ニキビは、大人のまたは赤い吹き出物の悪化による「慢性吹き出物またはニキビ」がもとで発生しています。

 

 

 

これは以前に紹介したニキビ跡クレーターと色素沈着の関係と同じ仕組みであろうと考えられています。現在、あごのニキビ炎症発症者のおよそ七割から赤い吹き出物悪化が検出されています。また、大人の吹き出物悪化に感染した場合は、ほぼ必ず慢性吹き出物からニキビを経てあごのニキビ炎症へと至るのですが、赤い吹き出物悪化に感染した場合、約二〇%がニキビの過程を「飛ばして」いきなり炎症になつてしまうことがあります。このことから、赤い吹き出物悪化の危険度はコ局い」といえるでしょう。大人の吹き出物悪化は年々減少傾向にありますが、赤い吹き出物悪化は増加傾向にあります。この悪化は特に「炎症との関連が高い」悪化ですから警戒を怠ってはいけません。大人の吹き出物からあごのニキビ炎症に至るには、約三〇年の時間がかかるといわれていますが、赤い吹き出物からの炎症は、前述のようにニキビを飛ばして慢性吹き出物からいきなりあごのニキビ炎症に発展し、進行も早いことがあるからです。とにかく赤い吹き出物悪化が見つかった場合は、これを除去しない限り必ず炎症になると考え、治療に集中するべきです。